制作事例その他(イラスト参考) >> 制作事例などについて
●制作事例と申しましても、具体例は公開できません。またビジュアルの紹介でもありません。
当所のwebサイト構築では、各企業のマーケティング施策にまで踏み込みます。ビジュアルデザインも、コンセプトに基づくものになりますので、クライアントによってそれぞれ異なります。参考例としてふさわしくありませんし、公開することもできないのです。
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当所のデザインについての考え方はこちらをご参照ください)
他社事例と当所の比較
■大阪(安田コンサルティング)さんのページに(
建設会社に特化したホームページ「建設宣伝隊777」)がありました。7種類の雛形から選び、7万円の料金で、7日間で制作します、というものらしいです。
当所でも建設会社のホームページを作っているので見てみました。テンプレートで制作して、この価格は安くないと思うのですが、ホームページ制作0円から、みたいなのから見れば良心的な設定です。
それよりも、《ホームページから直接注文は無いにしても資料請求や問い合わせが入ってほしい。》とか《建設業界でホームページから直接注文まで取れると本気で思っておられる方はどうぞそうした会社に依頼してください。》の文言に?でした。
確かに、テンプレートのホームページでは注文を取ることはできないでしょう、会社案内の電子版といった位置づけのものだと思います。
それに、この方は本業コンサルティングさんです。マネージメントがご専門で、マーケティングの観点からホームページを見ていないと拝察します。
建設業でホームページから直接注文を取ることも、やり方次第では可能です。(もちろん買い物カゴに入れるわけじゃありませんが)当所の作った建設業者さんのホームページ経由で、何十軒も新築住宅の注文が入って、建設しています。
もっとも「建設宣伝隊777」のように7日間で制作してはいません。リサーチから含めれば最低2か月、打ち合わせから起算したら3か月はかかります。10倍以上の手間をかけているのですが、制作費は10倍にはなりません。
「建設宣伝隊777」さんと違い、毎月の管理費は頂いています。格安ホームページ制作に見られる、保守サービス料ではなく、コンサルティング料に近い性格のものです。実際、経営者の方からマーケティングに関するご相談を受けることも多いのです。ご相談の内容から、ページの見直しや、新規ページを制作することがあります。
■ある業種にターゲットを定め、CMSでホームページを大量生産するところ、最近本当に目立ちます。リストがあり、アナログ営業しやすい業種が対象になります。
ほとんどは、チラシのような内容で、ワンパターン、かなり派手派手な感じのものです。顔写真がのっているのもお約束ですね。チラシの基本を忠実に押さえた作り方をされていれば、集客効果はあるでしょう。良質な客は集まりませんが。
当所も紙媒体はやっていましたので、LPOページを作ることはできます。でもほとんど手掛けません。デザインで売れると思っている人は、売れないのをデザインのせいにする可能性がありますから。
ブランディングを目的とした、オフィシャルなコーポレートサイトが中心です。とはいえ全てちゃんと受注につながっています。
■ブランド・マーケティングを標榜されている(株式会社えとじや)さんのブログに、老舗=家訓+のれん、という記事がありました。その通りですね、ブランドを構築するのは、のれんを守ることと言えそうです。
ただこれは、マーケティングの領域だけでは実現できない気がします。全社的な取り組みが必要になってきます。規模を追求するだけで、確固たるポリシーを持てない、日本的な大会社ではまず無理でしょう。
事実、ブランディングに成功した日本企業は、私の見る限り1社もありません。ソニーのブランドイメージが、インターネットの世界でこれだけ凋落したことを見れば、企業姿勢がいかに大事か分かります。
幸い、当所のクライアントは中小企業様だけなので、(それも、社長のキャラクターがはっきりした方ばかりです)ブランディングは成果を上げています。
(ブランディング=ぶれないこと)です。キーワードからブランディングへ、という流れがある予感がします。
成功事例
上記で触れている事例です
2005年7月に立ち上げたサイトの例です。8月15日の時点で、一億数千万円の売り上げを記録しました。
自画自賛ですが、この案件はコンセプトのオリエンテーションを受け、マーケティングングリサーチから、ウェブデザインまで、すべて当方の裁量で行ったことが、この結果に結びついたと思います。
SEO対策を施し、見込客に来てもらい、問い合せにまで誘導するサイト設計を自由に制作できました。中には問い合せを通り越して直接来社され、その場で契約したお客様もあったそうです。
クライアント様も、webだけでここまでの成果を上げることができるのかと驚いておられました。もっとも、この会社の企業姿勢と商品の理念が優れていたことが最大の成功要因かもしれません。
最近の事例です
これは当所の特徴である、SEOでフィルタリングするという手法が成功した例です。
あるキャンペーンで、99件のアクセス中、45件の受注に直接結びつく引き合いがありました。
具体的に言えないのがもどかしいのですが、アクセス数でいえば全く問題にもならない数字にもかかわらず、受注率は驚異的といってよいでしょう。ハウスリストを使ったダイレクトメールでも不可能なことです。
いたずらにアクセスやページビューを稼ぐ見かけのSEOではありません。優良な見込み客だけを集める、当所のウェブマーケティングが実証された好例です。
官公庁からも引き合いがあります
これも具体的には申せません。当所制作のサイトに、国のある機関から引き合いがありました。ホームページを見たのだが、入札に参加してもらえないかと直接連絡が入ったのです。その会社とは、いままで取引実績もなければ口座も持っていない所からです。
サイトの信頼感を高める当所の施策は、BtoG(?)でも有効なのです。
失敗事例
SEO対策は成功したのに、受注に結びつかなかった例です
この案件では、クライアントからラフ(ワードで作った)をもらい、それを元にデザインしました。ありがちなケースで、先方の原稿は自分の思い入れだけで、マーケティングは全然考慮していません。こちらからいくつかのアドバイスをしたのですが、受け入れてもらえませんでした。
それでも、SEO対策はしましたので、設定キーワードでGoogle、MSN、Yahoo!Jいずれも7〜11位に表示されました。しかしアクセスを稼いでも、受注はおろか問い合せも全くありません。リニューアルをおすすめしましたが、このクライアントは自分で作るといって契約打ち切りになりました。
こちらは失敗が予想され、お断りしたケース
ビジュアル的にはかなりの線までいっているのに、反応がいまいちなのでリニューアルしてもらえないかとの引き合いです(黒バックで、おそらく紙媒体からとったロゴを使っている、当方としては好みでないデザインでした。H報堂制作だったらしい)。
どうもこのクライアントは、デザインが良くないので結果がでないと考えているようなのですが、調べてみるとテキストマッチングをしないままに大量のバックリンクを受けているのです。
バックリンクは、こちらでなかなかコントロールできないものです。リンクを受ける前にサイトのテキストマッチングをしないと、後からではどうにもなりません。
コピーライティングも手慣れているのですが、インターネットの仕事には不案内のようで、キーワードが考慮されていず、紙媒体のものそのままです。
とくに独自ドメインをとっている場合、最初のコンセプト策定を慎重に進めないと、後からの修正は難しくなります。
多分無駄骨になりそうですし、責任負わされては大変なのでお断りしました。
他の業者に持っていかれた事例(実はこれもよくある)
私どもでマーケティングプランを策定したのに、実際にはホームページに反映されなかった例です。
幸いなことに(?)その業者は、マーケティングの経験・ノウハウを持たない技術指向のところだったため、ウェブサイトに当所のプランを反映することができなかった(反映するつもりも無い)のです。
幸いといったのには理由があります。過去に何回も私どもがプレゼンテーションしたプランニングを盗用されたことがあるのです。
不採用といって、ほとぼりが冷めたころ使うというクライアントがいくつかありました。
販売促進のアイデアを盗んだところ(かなり規模の大きい会社です)は、そのご同業他社に吸収されました。
デザインを無断で使ったところはどうなったのか知りません。
今回のケースでは、クライアント自体が私どものプレゼンテーションをよく理解できなかったようです。研究・製造一筋といった感じの方です。過去の経験から、微妙に要点をぼかしておいたのが功を奏しました。
事例とは少し違いますが
コンサルティング会社
以前取引のあった会社が倒産していました。営業不振によるものらしいですね、不況の世の中といっても、業界自体はそれほど落ち込んでいないはずですが……。
原因として思い当たるのは、コンサルティング会社を入れたことぐらいですか。実はその会社と取引停止になったのは、コンサルティング会社からの進言だったのです。当所の毎月の管理費が無駄な経費だと指摘されたようです。
当所の経費を削減した結果(もちろんそれだけじゃないでしょうが)売り上げ不振に陥ったということは、当所の施策が販売促進に寄与していたことになります。
たとえば、船井総研(創業者の書いた本の校正を少しやったことがあります。言質を取られないよう実に巧みに逃げを打っていますね)は、一言でいえばチラシ屋さんです。最近よく見るLPOページなどにも口を出しているのでしょうか。
そうでないところは、一般に財務面でアドバイスするのが主でしょう。リポートの結果が、健全な財政で全く問題ありません、では料金を取れませんから何かケチを付けます。当所へ支払っていた経費もその一部だったわけです。
これは伝聞で全く裏を取ってないのですが、不二家が営業停止に陥ったそもそもの原因は、コンサルティング会社だったと聞いたことがあります。
あれは消費期限が切れた牛乳を原料に使っていたとされ、さらにTBSがでっち上げの報道をしたたという経緯でした。
以下も推測で全く根拠はありません。でもたぶん当たっているのではないかな。
おそらく製造現場では長年の経験に基づいて、仕入れた原料乳は何日で使い切るという内部規約があったはずです。
牛乳が製造年月日でなく、
消費期限表示になってからも従来の規約でやっていたのでしょう。今まで何の問題も起きていなかったのですから。
消費期限や賞味期限は、あまり根拠のない数字らしいですね。そのため安全策として、短かめに表記する傾向があるようです。
ちょうど雪印の問題があった頃ですから、コンサルティング会社がこのことに目を付けて、上層部に報告したのでしょう。こんな重箱の隅を突つくようなことをやるところを見ると、たぶん不二家には、これといった問題点が見つからなかったのではないかと思います。
数字は、たとえそれほど根拠がなくとも、大きな説得力を持ちます。特に経営者や役員に対しては、唯一通じる言語といえます。上層部は、コンサルティング会社に言われるまま記者会見を開いて、
製品事故が1件も起きていないのに不祥事(?)を発表してしまいました。
間髪を入れず追い討ちをかけるように、誤報(タレコミを裏も取らずそのまま報道したのでしょう)があったのもタイミング良すぎですね。ここまで来ると仕組まれた悪意を感じます。
いずれにしても社員を信用していないから、外部の意見にばかり耳を傾けることになります。そうなれば社員のモチベーションが下がるのは当たり前です。結局不二家は身売りし、当所との取引を停止した会社は倒産しました。
そういえば、その会社も不二家のように何代も続く老舗で、同族経営でした。
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