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制作事例集

AIwebdesignの制作事例などについて

制作事例と申しましても、よくあるビジュアルの紹介ではありません。プロセスあっての事例、形だけ見て分かるものではない。ビジュアルは、それ自体が目的ではないのです。また当所のwebサイト構築では、各企業のマーケティング施策にまで踏み込むため、具体例を公開できません。
デザインも単なる見た目・見てくれでなく、企業コンセプトに基づくものになりますから、クライアントによってそれぞれ異なります。各企業のコーポレートカラーが決まっていたりしますので、参考例とはなりません。(たとえばこんな感じ。かなり古いもので、現在は社名が変わっています)

他社のホームページ制作と当所の比較

ある業種にターゲットを定め、CMSでホームページを大量生産するところ、最近本当に目立ちます。リストがあり、アナログ営業しやすい業種が対象になります。SEO面から見ると、ASPは同業者を集めることで専門情報の集積効果があります。ある程度、上位表示が可能なのです。
なお異様に制作費が安いのは、要するに共用サーバーの販売代理(継続的な仲介手数料が目的)です。なかには、ドメイン・サーバー込みで初期費用0円、月額管理料数千円なんてところも。ドメインからホームページまで、すべて自社の所有ではなく、人質に捕られていることになります。
ドメインは必ず自社で所有してください。業者任せにしてはいけません。後でトラブルの元となります。またレジストラーの中にも、問題ある業者が見られます。移転がなかなかできなかったりしますので、選定の際は注意しましょう。

よくあるLPOは、チラシのようでワンパターン、かなり派手派手な感じのものです。顔写真がのっているのもお約束ですね。チラシの基本を忠実に押さえた作り方をされていれば、集客効果はあるでしょう。ただし良質な客は集まりませんが……。
CMSのホームページはデザインがみな同じ。書いてある内容も使い回しかパクリの、ありきたりなものばかりです。社名を伏せたら区別がつきません。顔写真は他社と見分けをつけるための苦肉策なのです。

大阪(安田コンサルティング)さんのページに(建設会社に特化したホームページ「建設宣伝隊777」)がありました。7種類の雛形から選び、7万円の料金で、7日間で制作します、というものらしいです。

当所でも建設会社のホームページを作っているので見てみました。テンプレートで制作して、この価格は安くないと思うのですが、ホームページ制作0円から、みたいなのから見れば良心的な設定です。
それよりも、《ホームページから直接注文は無いにしても資料請求や問い合わせが入ってほしい。》とか《建設業界でホームページから直接注文まで取れると本気で思っておられる方はどうぞそうした会社に依頼してください。》の文言に?でした。

確かに、テンプレートのホームページでは注文を取ることはできないでしょう、会社案内の電子版といった位置づけのものだと思います。それに、この方は本業コンサルティングさんです。マネージメントがご専門で、マーケティングの観点からホームページを見ていないと拝察します。

▷やはり「建設宣伝隊777」はなくなったようです。無理もないですね、CMSでは効果が上がりません。

建設業でホームページから直接注文を取ることも、やり方次第では可能です。当所の作った建設業者さんのホームページ経由で、何十軒も新築住宅の注文が入って、建設しています。(悔やまれるのは、サイト管理料を受注手数料にしなかったことです……。あるいはレベニューシェアとか)

もっとも「建設宣伝隊777」のように7日間で制作してはいません。リサーチも含めれば最低2か月、打ち合わせから起算したら3か月はかかります。10倍以上の手間をかけているのですが、制作費は10倍にはなりません。
「建設宣伝隊777」さんと違い、毎月の管理費は頂いています。格安ホームページ制作に見られる、保守サービス料ではなく、コンサルティング料に近い性格のものです。実際、経営者の方からマーケティングに関するご相談を受けることも多いのです。ご相談の内容から、ページの見直しや、新規ページを制作することがあります。

ブランド・マーケティングを標榜されている(株式会社えとじや)さんのブログに、老舗=家訓+のれん、という記事がありました。その通りですね、ブランド構築は、のれんを守ることと言えそうです。
ただこれは、マーケティングの領域だけでは実現できない気がします。全社的な取り組みが必要になってきます。規模を追求するだけで、確固たるポリシーを持てない、日本的な大会社ではまず無理でしょう。
事実、ブランディングに成功した日本企業は、私の見る限り1社もありません。ソニーのブランドイメージが、インターネットの世界でこれだけ凋落したことを見れば、企業姿勢がいかに大事か分かります。

幸い、当所のクライアントは中小企業様だけなので、(それも、社長のキャラクターがはっきりした方ばかりです)ブランディングは成果を上げています。
ブランディング=ぶれないことです。ホームページ制作において、キーワードからブランディングへ、という流れがある予感がします。

当所はブランディングを目的とした、オフィシャルなコーポレートサイト制作が中心です。とはいえ全てちゃんと受注につながっています。

ホームページ制作、成功事例

上記で触れている事例です
2005年7月に立ち上げたサイトの例です。わずか1か月後の8月15日の時点で、一億数千万円の売り上げを記録しました。(創業はそれより数カ月前で、かねてより営業されていました)

自画自賛ですが、この案件はコンセプトのオリエンテーションを受け、マーケティングングリサーチから、ウェブデザインまで、すべて当方の裁量で行ったことが、この結果に結びついたと思います。
SEO対策を施し、見込客に来てもらい、問い合せにまで誘導するサイト設計を自由に制作できました。中には問い合せを通り越して直接来社され、その場で契約したお客様もあったそうです。

クライアントも、webだけでここまでの成果を上げることができるのかと驚いておられました。もっとも、この会社の企業姿勢と商品の理念が優れていたことが最大の成功要因かもしれません。

最近の事例です
これは当所の特徴である、SEOでフィルタリングするという手法が成功した例です。
あるキャンペーンで、99件のアクセス中、45件の受注に直接結びつく引き合いがありました。
具体的に言えないのがもどかしいのですが、アクセス数でいえば全く問題にもならない数字にもかかわらず、受注率は驚異的といってよいでしょう。ハウスリストを使ったダイレクトメールでも不可能です。
いたずらにアクセスやページビューを稼ぐ見かけのSEOではありません。優良な見込み客だけを集める、当所のwebマーケティングが実証された好例です。

官公庁からも引き合いがあります
これも具体的には申せません。当所で制作したサイトに、国のある機関から引き合いがありました。ホームページを見たのだが、入札に参加してもらえないかと、担当官から直接連絡が入ったのです。指名入札ですが、その会社とは、いままで取引実績もなければ口座も持っていない官庁でした。
サイトの信頼感を高める当所の施策は、BtoG(?)でも有効なのです。

これも最近の事例です
非常に競争の激しい業界で、業界に特化したホームページ制作・SEO業者が乱立しています。
ところが当所で制作・公開してわずか3週間足らずで、そのサイトが検索結果の7位に表示されたのです。公開年月の長いサイトでないと上位表示は難しいとされますが、そんなことはないようです。月間ページビューも、2か月ほどで10000を突破しました。
このクライアントは、当所のデザインを評価して制作を依頼されたのですが、期待以上の結果に大変満足されてました。最初は、そんなにすぐホームページ経由の新規客が増えるとは思っていなかったのです。

BtoBでも、やはり有効でした
当所の取引先が、ある財閥系の企業と契約するに至りました。ホームページ経由です。先方より打診があり、こちらの条件をすべて受け入れたうえで成約となったのです。
先方担当者は当所制作のホームページを精査し、信頼にたる会社と判断されたそうです。BtoCのためのホームページだったのですが、大企業といえども最終的に判断するのは個人です。
別に対象によってホームページを作り分ける必要はないのです。たとえば(株)Nexalさんの(リード・マネジメントとマーケティング・オートメーション)は全然違うと思います。

ホームページ制作、失敗事例

SEO対策は成功したのに、受注に結びつかなかった例です
この案件では、クライアントからラフ(ワードで作った)をもらい、それを元にデザインしました。ありがちなケースで、先方の原稿は自分の思い入れだけで、マーケティングは全然考慮していません。こちらからいくつかのアドバイスをしたのですが、受け入れてもらえませんでした。
それでも、SEO対策はしましたので、設定キーワードでGoogle、MSN、Yahoo!Jいずれも7〜11位に表示されました。しかしアクセスを稼いでも、受注はおろか問い合せも全くありません。リニューアルをおすすめしましたが、このクライアントは自分で作るといって契約打ち切りになりました。

こちらは失敗が予想され、お断りしたケース
ビジュアル的にはかなりの線までいっているのに、反応がいまいちなのでリニューアルしてもらえないかとの引き合いです(黒バックで、おそらく紙媒体からとったロゴを使っている、当方としては好みでないデザインでした。H報堂制作だったらしい)。
どうもこのクライアントは、デザインが良くないので結果がでないと考えているようなのですが、調べてみるとテキストマッチングをしないままに大量のバックリンクを受けているのです。
バックリンクは、こちらでなかなかコントロールできないものです。リンクを受ける前にサイトのテキストマッチングをしないと、後からではどうにもなりません。
コピーライティングも手慣れているのですが、インターネットの仕事には不案内のようで、キーワードが考慮されていず、紙媒体のものそのままです。
とくに独自ドメインをとっている場合、最初のコンセプト策定を慎重に進めないと、後からの修正は難しくなります。多分無駄骨になりそうですし、責任負わされては大変なのでお断りしました。

他の業者に持っていかれた事例(実はこれもよくある)
私どもでマーケティングプランを策定したのに、実際にはホームページに反映されなかった例です。
幸いなことに(?)そのサイト構築業者は、マーケティングの経験・ノウハウを持たない技術指向のところだったため、当所のプランを反映することができなかった(反映するつもりも無い)のです。

幸いといったのには理由があります。過去に何回も私どもがプレゼンテーションしたプランニングを盗用されたことがあるのです。不採用といって、ほとぼりが冷めたころ使ったところがいくつかありました。
販売促進のアイデアを盗んだところ(かなり規模の大きいデベロップメント会社です)は、その後同業他社に吸収されました。デザインを無断で使ったところは、どうなったのか知りません。たぶん倒産したと思います。

オーサリングの会社は決まっているが、そこにはデザイン他の技術がないということで、わざわざコンペでアイデアを出させ、最終的にオーサリング会社がそのアイデアを他の外注に手配するということもありました。大手の総合電機メーカーです。

ホームページ制作の事例とは少し違いますが

ホームページリニューアルやSEOを騙る、詐欺まがいのセミナー商法には充分ご注意ください。比較的まともと思えるコンサルティング会社でも、以下のような事例がたくさんあります。

コンサルティング会社
以前取引のあった会社が倒産していました。営業不振によるものらしい、不況の世の中といっても、業界自体はそれほど落ち込んでいないはずですが……。
原因として思い当たるのは、コンサルティング会社を入れたことぐらいですか。実はその会社と取引停止になったのは、コンサルティング会社からの進言だったのです。当所の毎月の管理費が無駄な経費だと指摘されたようです。

あとで聞いたところによると、経理担当者の知り合いに、パソコンが得意でインターネットに詳しい人がいるからと、その人に更新作業を頼んだそうです。(ありがちな話です)
それから2年持たなかったですね。当所の経費を削減した結果(もちろんそれだけじゃないでしょうが)売り上げ不振に陥ったということは、当所の施策が販売促進に寄与していたことになります。

たとえば、船井総研(創業者の書いた本の校正を少しやったことがあります。言質を取られないよう実に巧みに逃げを打っていますね、うまい!)は、一言でいえばチラシ屋さんです。最近よく見るLPOページなどにも口を出しているのでしょうか。
そうでないところは、一般に財務面でアドバイスするのが主でしょう。リポートの結果が、健全な財政で全く問題ありません、では料金を取れませんから何かケチを付けます。当所へ支払っていた経費もその一部だったわけです。

やはりコンサルティング会社
これは伝聞で全く裏を取ってないのですが、不二家が営業停止に陥ったそもそもの原因は、コンサルティング会社だったと聞いたことがあります。
あれは消費期限が切れた牛乳を原料に使っていたとされ、さらにTBSがでっち上げの報道をしたたという経緯でした。

以下も推測で全く根拠はありません。でもたぶん当たっているのではないかな。
おそらく製造現場では長年の経験に基づいて、仕入れた原料乳は何日で使い切るという内部規約があったはずです。牛乳が製造年月日でなく、消費期限表示になってからも従来の規約でやっていたのでしょう。今まで何の問題も起きていなかったのですから。
消費期限や賞味期限は、あまり根拠のない数字らしいですね。そのため安全策として、短かめに表記する傾向があるようです。

ちょうど雪印の問題があった頃ですから、コンサルティング会社がこのことに目を付けて、上層部に報告したのでしょう。こんな重箱の隅を突つくようなことをやるところを見ると、たぶん不二家には、これといった問題点が見つからなかったのではないかと思います。

数字は、たとえそれほど根拠がなくとも、大きな説得力を持ちます。特に経営者や役員に対しては、唯一通ずる言語といえます。上層部は、コンサルティング会社に言われるまま記者会見を開いて、製品事故が1件も起きていないのに不祥事(?)を発表してしまいました。
間髪を入れず追い討ちをかけるように、誤報(タレコミを裏も取らずそのまま報道したのでしょう)があったのもタイミングよすぎですね。ここまで来ると仕組まれた悪意を感じます。

いずれにしても社員を信用していないから、外部の意見にばかり耳を傾けることになります。そうなれば社員のモチベーションが下がるのは当たり前です。結局不二家は身売りし、当所との取引を停止した会社は倒産しました。そういえば、上記の会社も不二家のように何代も続く老舗で、同族経営でした。