ホームページは作りっぱなしでは駄目だ、こまめに更新しなければいけない。よく言われることです。
理由はリピートユーザーをつなぎ止めるために、常に新しい情報を提供する必要があるから、と説明されます。確かにそれも大事なことです。そこで「誰でも簡単に更新できるようなサイトを作ってください」という依頼が来るわけです。
更新にいちいち金を払うのも、もったいないということでしょうか。大企業では各部門でやる必要もあるでしょうし、ブラウザーから簡単に《新着情報》を更新できるソフトもたくさんありますから。ただ、当所ではおすすめしません。もうちょっと本質を見た方がいい気がするからです。
新規客もリピーターも大切なお客様です。どちらが大事とはいえないのですが、重要度からすれば 既存客 > 見込み客 > 新規客 となります。
やはり更新も、アフターフォローの一環です。目的意識もなく漫然と更新するだけでは実効性は望めません。マーケティング・ディレクターが管理する必要があるのです。
またCMSで作ったものには、必ずといっていいほど社長ブログ・社員ブログがあります。ブログなら簡単に更新できるし、検索エンジンに拾われやすいのです。でも見てみると、外の人間に関係ない楽屋落ち話しや、社内プライベート日記を書いていたりします。まるで社内報を作っているノリです。
こんなところが社員による更新の限界でしょう。本業の傍ら、片手間でやれることではありません。
特に近年はワードプレスのカスタマイズによるページが増えてきた関係で、ブログと同じように新着情報を書けます。しかし更新が止まっているところ、定期的な更新がされていないところがたくさんあります。簡単に更新できるといっても、しないところはやはりやらないのです。
インターネットは流動的な世界です。したがってホームページも、アップしたらそれで完成ということはなく、永遠にβ版というか常に進化し続けるものなのです。
最初に設定したキーワードが検索されなくなることなど、しょっちゅう起こります。キーワードは日々変化しています。その潮流を的確にとらえて、見直しをしなければなりません。
かなり古い話題ですが、平成17年末までは「建築士」で検索するユーザーは非常に少なく、「設計士」で検索するユーザーが圧倒的でした。しかし、今やその関係は完全に逆転しています。理由は構造計算偽装事件で、建築士という言葉がマスコミで使われるようになったからです。
一度キーワードを設定し、それに対して最適化すれば終わりというものではありません。常にマーケティング・ディレクターがチェックし、見直す必要があるのです。
こういった更新は一見したところ、何も変わっていないように見えるかもしれません。しかし更新の本質はここにあります。(上記程度の類義語ならばGoogleが判断しますが)
一般的なサイトは、リピートユーザー30%、新規ユーザー70%位の割合でしょうか。目新しさのための更新はリピートユーザー向けのものです。
でも目先を変えるだけの更新は、3分の2を占める新規ユーザーにはあまり関係がありません。それよりも大切なのは、トレンドを把握した見直しなのです。新規ユーザーをリピートユーザーにし、サイトのファンになってもらうためには、機械的な更新では限界があります。
サイトを構築してもらったら、後はTAGを書ける社員が更新するでは、サイトはどんどん取り残されてしまうでしょう。
当所のSEO対策は、キーワードに基づくコピーライティングに特徴があります。
当所では、クライアントのページのアクセスログを常時分析し、キーワード検証とタイトル・見出し・ボディコピーの見直しを行っています。これが当所のサイトメンテナンスの主な作業となります。
常にキーワードを監視し、最適化するメンテナンスが特徴。時代の要請に適応する更新作業ならAiwebdesignです。